くま子ロゴ

くま子の展示室   


 
 
陶土 備前土
炭化焼成(二次焼)(写真拡大可)

前回の居眠り焼きが大物焼きの焚きだったにもかかわらず
小物はそれぞれの出来個性を出していましたが
肝心の大物には変化の少ない物になりました。
やはり大物を主体にしたい意識がむしろ勝ち過ぎたかもしれません。
余空間への小物の入れをひかえていました。
窯手元に置いてあった焼成を済ませていた物をひとつ(写真)を含み
少しの小物を狭いすき間に入れておきました。
実を申しますと、直前まで此処にコーヒーを入れて持ち込んでいた物です。
洗いもせずに焼きましたので、焙煎コーヒーオリジナルです。
主の大物が耐火土の高い物の為に
やはりそれ中心の焚きになりましたので
写真でご覧のように、一部については私なりの理想の沸き現象に留まってくれましたがその他の部分は沸きの超過過程にまで進んでしまいました。
        
 




陶土 備前土
炭化重ね焼
★四方窯変及び高台付近写体解説
初窯を出しました。
大晦日、3年ぶりだったでしょうか窯に火を入れました。
これも二年越しのと言えるのでしょうか
二日早朝の火止めになりました。
実は私の想定していた火止めの予定は元旦中の予定でしたが
あと、二時間以内の勝負だな・・・
そんな想い方をしながら、温度管理室のソファーに腰を下ろしました。
ハッと目が覚め、時計と温度計を交互に目を走らせながら
自分はただうろたえた状態でした。
とにかく火を止めねばと我に帰り、あわてて火止めをしたものでした。
今までに初めてのことでしたね(笑)
但し途中での居眠りは数知れずでしたけど、いちばん核心の時間になんて(爆)
実は昨年夏から持ち越しの大物の、ある頼まれ物を約束をしていましてね。
窯の三分の二はその作品で占めました。
頼まれたお方にとっては大変な想い入れのある、贈答品になさりたいとのお申し出を頂きあまりにもの期待の重さに一時はお断りさせて頂いたのですが
たってのご希望と身に余るお言葉を頂き、実はこのようなお約束をいたしました。
以前私が焼き締めて部屋の片隅に放置しておりました壷のひとつを
ご希望頂けたのですが、有る物をお買い上げ頂くというのではなく
その為に焼き直しをし、それがお目に叶えば・・・とお約束を致しました。
その一点の為の窯のつもりでしたから今回ばかりはなんともうしましょうかの世界
幸いな事に、大事にも至らない結果でしたが、引き続きの窯を詰めます。
先方様にお気に入り頂けてお渡し出来ることになりましたら
お願いをしてこの場にお出ししてもかまわないかどうかのお話をしてみようとおもいます。
何時もながらの前置きが長くなりましたが
四方周辺の空きの部分に同時窯詰めして置いた物の
(居眠り作)の窯出し一部作品の展示をしたいとおもいます。
数点におよびますが、今回は前置きが長く(何時もの事)なりましたので
お茶碗を一点四方姿で。
ただし、次回この茶碗の高台部分のお話しを残して・・・
陶土 備前土
炭化重ね焼

★高台の話に入ります。
☆この焼き技法のためには、作品を棚板に乗せる通常の置き方では問題があり過ぎ
必要にかられて、この点でも試行錯誤はありました。
私的にはその成果を、たまたま今回の(居眠り焼・アハ〜)で見て頂くことになりました。
作品の生地は出来るだけ素朴な形の物を作りに心がけています。(出来ません)が、真相ですが(笑)なぜならこの焼き方は
炎と熱の仕上げの造形をとのおもいにたった時からです。
(焼き)に徹してみようとおもいました。
さて、写真でお気付きだろうとおもいますが
他の作品紹介の写真での物とは少し異形の高台を見て頂けてるとおもいます。
癖のもので、ほぼ他の物と同じ削りの物でしたがこの窯焚きの時間超過により
溶融の進み過ぎは、下部高台部に流れ落ちた硝子成分を
当然下の高台部へと沈殿をすすめました。
見て頂けるように、高台部が外に反りを生じてるのがお判りかとおもいます。
この場合に通常の置き方や珪砂敷き等の方法ですと
作品は間違いなく棚板に付着してしまっていることでしょう。

添えますと、有る程度までその現象を回避できる
熱遮断のための私なりの手段をとっています。
それはここまでの試行錯誤の中、陶芸界以外の面から知りえた事の応用でした。
さらにこれらの溶融点よりも遅滞する溶融点をもつ物を間接させる事で
遅滞側に付着からの逃げが生じるのではなかろうかとおもえました。
もしかして、まだ誰もが気付いてないのだとしたら
私は頭がいいじゃないか(爆)とおもったり
誰がこんな馬鹿げたことをするもんかと実は複雑が真相でもあります・アハ〜
燃焼点の誘導ができないかと、自分でも何でおもったかも理解できない
疑問を持った時からのものでした。
                      
                    
陶土 備前土
灯油窯焼成
★赤松割り木使用のサヤ使い炭化焼き
 写真黒点模様は薪燃焼時に降り付着した灰がサヤ内の強還元雰囲気の
 炭素色素を吸着させたものでしょう。
 時には、この斑点模様のものが濃い緑色となる物もあります。
 窯変とは窯の中での変化を言うものですからどの色のものもまたそうでしょう。
 他の諸所で述べましたように、人工的に付け灰をする手法もありますが
 この場合は全て自然のはいかぶりです。
 薪窯で見る、あの灰の付き方にはほど遠いものですが
 薪量とサヤ内の広さ、高さ・煙道のつくりようで
 ほぼ区別つけがたい物も焼けました。
 強還元雰囲気からなす金彩窯変も濃く出ています。
 温度域管理の係留帯の長短でこの金彩の濃淡が決まります。
 つまり短いと浅い色合いのものになるようですが
 その時期を超過させてしまうことは失われてゆくものでもあります。
 黄金色のもの、赤味をおびた茶金色のもの
 雰囲気の差の妙でしょう。
 引きの強過ぎる(流れる早さ)雰囲気には望み薄のものです。
 ただしこもり過ぎの雰囲気にもわずかの違いでおきない現象のようです。
 つまりのところ、私には判りません。
 だれかおせ〜て〜〜・・アハ〜
                        
陶土 桂

君からの青を失いそうな怖さから
どうしてももう一度聞き返すことの出来ないままにしつづけていた青
もっと君に近づけそうな期待えの夢と
君えのたった一筋に想える色の失うかもしれない怖さから隠れつづけていた。
炭化極限域の世界を手探りで、這いつくばるようにも
もがくようにも、君を求めて今一度窯に込めた。



君から届いた手紙だとおもった。

まだ見たこともなかった青の封筒の手紙におもえた。

差出人は君だと、疑わなかった。

君が今住んでる世界の景色を届けてくれたんだとおもった。

君に逢えるんだとおもった。

君の背中を抱いてられた、あの海と空の色だったろうか・・・

君に見えてたあの日らの色だったろうか

この色の前で、君に待っててもらえてる気のする

そんな青えの焦がれになった。

君だよね。私を浮かべたり沈めたりしてる青

どれほどの勇気を必用だったことか

なのに震えるように心細さで迎えた君は

私を遠ざけるかのように暗く薄れて・・・

君だよね。・・・この手紙・・・
陶土 備前土
炭化重ね焼 三次

器左右の湧き現象の差で収縮率の差は反りの姿となる。

しかしそれぞれこの子らの個性となる主張を好きだ。
陶土 赤土
炭化三次重ね焼
陶土 備前土

炭化金彩窯変

備前焼に言う、シソ色の赤紫と白地の境目の金彩の帯は

わずかこれだけの範囲の中でありながら

炎・温度・雰囲気これらすべての条件の終結場所にしか現象のない

金彩窯変の妙がうかがえる。
陶土 右ひさご形 古信楽(粗)
陶土 備前土

炭化強還元焼二次

還元雰囲気と耐火温度の極限域までに挑戦してみた。
三次以上の重ね焼でのこの湧き現象を出すことをやってきましたが
このおもいへのこれまでの私的な成果とするものを
今回初めて二次焼きでの挑戦にしてみました。
通常の素焼きを一次とする本焼きになる二次ですから
むしろ一度目の焼成結果と言って良いものだろうとおもいます。
但し、このための素焼きの温度域、窯詰め、焼成時間には
自分なりのここまでの持論付けのための根拠にこだわりも持ちました。
少なくても、間違いではなかったのだとの自己満足を安堵感にもしています。
されどこれがどう再現のできえなさの現実問題なのかも知り尽くしてますから
嬉しさに劣らない不安の強さも内心にあります。

湧き・湧き残し部分の保持・色模様の変化
私自信にとっては五つ星の結果です.。
陶土 赤土

炭化強還元

茶壷
陶土 赤土
炭化重ね焼
陶土 備前土

炭化強還元焼三次重ね焼
陶土 備前土

強還元重ね焼 (五次)
陶土 備前土

炭化焼 金彩窯変
陶土 古信楽

炭化焼

写真写しのために伏せて置いたものですが

窯の中には正姿状で焼成したものです。

土を硝子質化させるために備前土のものと同時に焼いてきたものですが

その回数はたぶん5〜6回目の姿だとおもいます。

耐火度の高さを備前土とのその違いを感じ続けた物ですが

やっとのおもいで表面が序所にその状態を見せ始めたものです。


写真を自分で拡大してみて気付いたんですが

白い犬の毛が乗ってました(笑)

あの子の冬毛かな〜・・なんてありえないことに今は癒されてます。

微量の硝子質化されたものが下側に滞留をしてきてます。

この場合通常でしたら、この流動部分は高台、さらにその下に流れ落ちるもので

すが他項でお話した高台でのある処置のためにその状態になることを遮断でき

てます。

試行錯誤の中で、この熱の遮断処置方法に気付いたことが

重ね焼の様々な思考を守り立ててくれたものだとおもえています。
陶土 備前土

炭化強還元焼

大サヤの4段重ねのサヤを使用しました。

自分的に、窯を二重にしてみる構想案でした。

サヤの中には赤松の割り木8本を片寄せて立てかけて焼いた際のものです。

煙道としてのサヤ中と天端作りに思考をこらしたつもりでした。

灰のかかりと溶けの状況、灰のビードロがかった自然緑釉の現象

炭素の入り込んだ黒釉調の溶け

写真器肌の左側の地色にその横中央に窯出し時まで残っていた木炭の

位置の緋色そしてその右側には思考の煙道のあり方を語ってくれてる

かのような金彩窯変の出,炭化焼きの世界がいかに窯焚きの世界の

凝縮される世界かを私は感じてやまない。・・

限られたほんのわずかな空間の中で、ここまでの窯変色味の異なりを

出すには熱源である炎の流れ様による雰囲気の道を作ることだろうと

考えての試行錯誤は文字通り思考錯誤でもありつづけた。

(写真拡大可)

陶土 備前土

炭化焼成手つき壷

あの子の5年目の茶会の日に、当時はまだ注文予約でしか手に

入らなかったある銘酒?らしい日本酒を入れて会場入り口に置いた

中身の酒はほとんどの来客に喜ばれたが器の話題が出ることもなく・・・

やはりこの年も考え過ぎの感があり(苦笑)
陶土 備前土

370×370×200

器の天端に木灰粉末をやや厚めに置き灰した。

今回の窯焚きにはサヤを使用しての強還元焼が主体の窯だった。

最上段の棚板上にこの一点を置いた。

当然ながら窯の中の雰囲気は部分的にはその極限域までいったであろう・!

灰の溶け様も上々だとおもえた。

器肌の地色も薪を焚いたものだと言ってもどれほどのそんしょくのない

還元焼成だとも言えないだろうか・・・。

勿論、炭化焼や薪を追い焚きした時のような窯変までは望めないだろう。
陶土 赤土

収縮率の偏差現象過程のひとつです。

ひとつの作品に温度差を意識的につけることばかりに想いをはせた日々

がありました。

窯変とは、温度差が作りなすものなのだとおもえた時期のことでした。

ひとつの器の中に何種類の色を留められるだろうかと・・・

何種類の異なる現象を残せるだろうかと・・・

そんな夢想と空想の中に這いずりまわっていたころでした。

やがて重ね焼を私的にかためられるようになった時

温度差が起こす収縮率の違いを、その現象をこの眼で確かめるための

こんな焼き方を出来るようにもなりました。・・・が、

これについてはプロの先生方からも「作り方でしょう」以外の言葉を聞け

なかった。

何だかムキになる理由も自分の中にないままになり・・・



器の部分部分に見えるヒダのようなラインが収縮率の違いの交点に

起こる現象です。但し極端過ぎる求め方になると割れを生じます。

後書きになりましたが、追加補足の説明をしておきますと

割れの生じる際はこの写真に持ち出したヒズミの部分には

割れは起きません。

割れが生じる場合は、むしろこの現象の全く起きない部分にくるでしょう!

なぜなら、溶融初期段階とも言えるほどの、器は軟弱化してます。

冷えに入る状況で起きるこの現象部分は他の部分に比べ

土に引く力が生じるものでしょう。その時その影響を受けやすい

とすれば,その部分の対極面になる、器の反対側やある場合は

器のその部分の内側に割れ現象を出します。

これは物が乾燥する時に起こる現象の物理に比例します。

水田の土が乾燥による大きなヒビ割れをしている様子をお見かけした

ことはないでしょうかあそこに見るのがこの物理に同じものです。

表面が当然先に乾燥収縮してますから、その下の部分が遅れて

チジムためには先に収縮の終わった部分に割れを生じさせてチジム

しか物理的に不可能だからです。

但し、熱伝達の物理をある程度操作するという手段をとることで

いくらかのこの物理の劣勢を補うことも出来得ます。・・・


(写真の拡大を見て頂くとその部分がよく見えるのですが

哀しいかなその方法を今は判らなくしてしまいました)
陶土 桂土
炭化強還元野火
260×260×580

もう何年も前に作り置いた物だが大徳利形の変化のない形だったため

口作りの部分に窯詰めの時に急遽切り込みを入れることにした。

ノコ目の小さな竹細工用のノコで切り目をつくり鋭利的な切り口を

布ペーパーでなめした。

焼成時に切り込み部からさらに深部への割れを心配してたが

その点に関しては問題なかったものの

意識的に炭素部調の色出様変化を狙ったが

その出方の部分と切り込み部との向き出様に少しくるいを出してしまった。
陶土 備前土

炭化強還元域の極限に焼き重ねる・・・

これは二次(二回目)焼成の器姿です。

この重ね焼の為に行う一次焼(素焼き)と

焼成を済ませた器姿(窯変)に納得がゆかずに更に焼き直すための手段が

あった。

この二つの焼き方には実は大きな違いがあります。

むしろ違えるための焼き方があります。

素焼きひとつをとっても、釉薬物との違いはここにも大きな要素を秘めます。

焼き物とは、それがすべてなんだろうとおもうにも至った。・・かな?・・・

機会あればこの後三次、あるいは四次と炎に託した時はその結果の姿を

お目にかけます。・・・
陶土 桂土

耐火温度は高い陶土です。

作陶を始めた頃、信楽の里を訪ねて陶土の事をたずねた時

耐火温度が高く、穴窯用に用いる陶土だと聞いた。

他の土よりも高価だったが、自作した穴窯を焚きたいと想ってた頃だったし

迷うことなくこの土を購入したものだ。・・・

その後四年ほどだったか、この土の電話注文をつづけた。

その後電話注文をした時に、値段の高かったこの土は何処にも売れ口が無く

私だけが客でしかなく、在庫切れと共に販売をしないと聞かされた・・・

ようするにカモの存在だったわけだが、思い返してみると

随分手際よく即日に送り届けてくれてたもんな・・・アハ〜


炭化強還元雰囲気の中での係留時間の焼き技法だと言っていいのだろうとおも

う。

この緑釉風の炭素成分の焼成のために、私なりの生地の素焼き方法や手段のた

めの思考想定・試行錯誤は長くつづいたものだ。・・・

極薄い皮膜状の硝子質で器を包む様子が見て頂けるとおもいます。

貫入状の姿は徐冷による回避しかなかろうが支障にあたいしないものだ。


写真を拡大して頂くとよくお解かりのように

高台の周辺部が少し盛り上がってるのが見えるとおもいます。

当然の現象で硝子質化される表面が流れ落ちる現象のものですが

ならば更に下部となる高台に伝う現象につながってないことにお気付きでしょう

か・・・以前にも何度か触れた点ですが、器の接地点である高台部には

私的な考案点の温度の逃げの働きのある手段をとっています。

私にはその後に釉薬を施しての焼き物の経験はありませんが

もしも釉薬を施しての焼成後、流れ落ち過ぎた場合が生じても

棚板への作品の付着するという失敗もなくなるのだろうと確信的です。

このある意味の発見こそ、私の変な焼き物への助長となった気がします。
桜の花と梅の花の共演も珍しくない今年の春に、更に不思議な光景を見た。

その周辺の桜はまだこれからの様子の中、この山肌は山ツツジの薄紫の色に染

まっていた。しかも北面の斜面になのだ・・・

だよな・・・4月4日の午後、たまたま信楽の里に行ったのだが、桜の花びらに

雪が混じった光景に出会う・・・
この子はまだだったろうか・・・

陶土 備前土


強還元雰囲気の極限界に挑み

クツ茶碗の名をはじくような姿で戻った。
陶土 備前土

重ね焼

還元世界の極限域に送りつづけた夢だったかもしれない

でもこの焼に挑戦して行きたいと真剣に言ってくれた陶芸家に出会えた。

その方の器が、重ね焼と銘々されて世にでてくれたら

私達父娘の夢想も夢のままでなく終われるのだと充たされる今・・・